2014年2月28日金曜日

翼ある人々観劇!長文です。

四月のような暖かな日に、一人日本青年館にむかった!
評判が良いと聞いていたので期待して観劇しました。

幕開きは、ブラームスが亡くなった後の遺品整理に友人だった老年のルイーゼ、すみれ乃麗が板付で
ピアノを弾いていた。
老けた声色がうまかったわ

そして主人公の朝夏まなと、マー君が得意のダンスで登場
スタイル抜群でクルクルまわってました。緒月遠麻、きたろうもダンスに参加なんだけど、
太い!お尻が大きくて残念だったわ。衣装もまー君は細く見える、きたろうは膨張色だったからお気の毒。

プロローグが、終わって場末の飲み屋でピアノ弾きのブラームス役のマー君。
曲の途中だけど時間だから帰ろうとしたら飲んだくれの客に絡まれ、それを助けたヨーゼフ(バイオリン奏者)、澄輝さやと、と知り合う。
彼の紹介でシューマン家に弟子入りすることになる

そこには、ピアニストのクララ・シューマン夫人伶美うらら、シューマン、緒月遠麻と子供三人。

幸せそうだが、なにかある。

パリのサロンでは、音楽界で力のあるホーエンタール伯爵夫人、純矢ちとせがシューマンの弟子の話題をだし、リスト、愛月ひかるがシューマンの才能はもう過去の物と

リスト役の愛月ひかるが臭い役作りでおもしろい。
笑いそうになるくらい臭い。ついでにワーグナー、春瀬央季も目立ってた。なんか気になる、この子!


なんとかブラームスを世に出したいシューマン夫妻はホーエンタール伯爵夫人の夜会にしぶるブラームスを説得して連れ出す。
そこで、リストにお互いの演奏を聴衆に勝敗をつけてもらおうと提案。
シューマンは受けて立つが、具合いが悪く倒れてしまう
。仕方なくクララが演奏するが、聴衆はシューマンの曲の事は古いと
でも、クララの美貌は、賞賛(侮辱)している。

その状態をみたブラームスはいたたまれず、クララを連れて帰ろうとする。
でもクララがブラームスにこの会に出席した本当の主旨を説明してようやく落ち着くブラームス。
このクララとブラームスのやり取りのまー君の表情の変化が
良かった。うまいわ
余談ですが伶美うららの横顔が遥くららに似てると思ったのは私だけかな?

ブラームスは演奏をし、みんなに受け入れられ世にでる。

伏線でルイーゼはブラームスが好きになる。
以前からルイーゼが好きなヨーゼフ(バイオリン奏者)は彼女に告白ができない。
そしてルイーゼはシューマンにクララがブラームスをみる目が弟子だけではないのでは?と告げ口をする。
この事がきかっけで自殺をするシューマン。(未遂)

クララはシューマンの病院の費用を稼ぐために演奏旅行にでかける。
ブラームスがクララに好きだと告白をした事もクララが旅行に出かける原因である。

ブラームスはシューマンの看病をしながらクララの留守宅で子供達の世話をする。

シューマンがブラームスに仕事をしなさいとたしなめるが、曲が書けないと打ち明ける。

シューマンの病気はもう治らないと宣告を受けるがクララには伝えないブラームス。

そしてシューマンの最後の時。まー君が歌うのですが、
めっちゃ上手いの。最初女役さんが歌っているのかと思う高音だった。まー君が歌っていて思わず涙が頬をつたいました。バックに流れる曲がいいの!

シューマン亡き後、クララ夫人はこどもを連れてベルリンへ
ブラームスはウイーンへ旅立つ。

二人は一緒に暮らす事もなく愛を打ち明ける事もなく・・・

さすが宝塚!このあたりは隠すほうがいいよね。

最後は最初の場面にもどって、ルイーゼがブラームスの遺品整理を指示している。そこへヨーゼフも加わり
クララ夫人が先に亡くなっていて生きていたら彼女がここへ来ていたでしょうと・・・



マー君、歌もうまいしダンスもよかったし苦悩する姿も
素敵でした。

きたろうが要だと上田久美子先生がプログラムに書いてあった。難しい役だったと思う。シューマンの曲が書けない苦しみ、クララを愛する夫をよく演じてた。

伶美うらら、女役ができるなんて!まだ、研5。これから伸びしろがあると確信しました。綺麗でした。
ポスターのドレスがよく似合ってました。
途中で真っ赤なドレスを着るのですが、それは似合わない。
お芝居では赤のドレスが似合うと言われてましたが、
それは違うやろう!と心の中で突っ込み入れてました。

すみれ乃麗、れいちゃんも儲け役です。目立つ役で可愛かった。
黄色のドレスがよく似合ってました。

純矢ちとせ、白のドレスしか着てなかった。わざと?違うドレスだけど色は白だけ。腹に一癖も二癖もある役だけど華がある。
こういう役ができる役者がいる宙組っていいなーー

澄輝さやと、軽い人柄なんだけどそれだけではない難しい役だったと思う。

凛城きら、ベートーベン?という役でした。
ブラームスの妄想の中で登場してくるのですが、面白かった。
笑いをとってましたよ。
最初は誰か?わからなかった。幕間にプログラムで調べたもん。
ストーリには絡まないけどベートーベンは鍵だから

ベートーベン亡き後、偉大すぎてあとの作曲者がつらい時代があったみたいです。
そういえば、次男のピアノの先生がやたらベートーベンが好きで理由を尋ねた事があった。
「ベートーベンの曲はすべてが入っているから練習するにはうってつけなのよ」とおっしゃっていたのを思いだした。

フィナーレが少しありました。
紫の衣装のきたろうと娘役で始まり、
黒燕尾のまー君が一人で踊り、
男役が出てきてのダンスがあったのです。かっこ良かったですよ!ないと思っていた黒燕尾のダンスだったから嬉しい。
2階からだから後ろの生徒もよく見る。
いやーよかった!

宙組は男役が背が高いから絵になるな。
伶美うららは背が高い娘役だけどきたろうに抱きついているシーンは背格好が絵になる。

宙では娘役が背が高い方がいいわね。

今回は二階で見ていたので、男役が背が高いから女の子が演じてる感がなかった。

なんか説明の感想になってしまった。
もう一回みたらもっと違う場面が目に付くのかも

一回しか観れないのが残念だわ。

帰路はブラームスの曲が頭に残って幸せな気持ちだった。
久しぶりだわ!曲が残るのは!

いい作品でよかったね、まー君!



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4 件のコメント:

  1. こんばんわ。早々に舞台の様子を書いて下さりありがとうございます。
    まあさまの唄はブラームスの子守唄♪でしょうか?

    私は数年前にこの方々の映画を見ました。シューマンとクララの愛情、才能への嫉妬、病んでく精神、等、私には重くて暫く考えてしまいました。
    でもさすがは宝塚、最後が美しく暗い気持ちにはさせない様子ですね。スカステの放送を楽しみにします。

    返信削除
    返信
    1. まろん様
      いつも読んでくださってありがとうございます。
      とても励みになります。
      使用した曲はプログラムに書いてあるのですが、
      どれかはわからなくて、一つずつ聞いてみてます。
      わかればお知らせしますね。

      削除
  2. 訂正します。
    こんばんわ→こんばんは
    恥ずかしいわ。

    返信削除
  3. こんにちは。
    こちらに続投いたします。
    連続で星組も観劇されたのですね。余韻を楽しみたい、もったいないと思われるお気持ちとてもわかります。(2月が28日で終わるのも。(笑))
    まりさんの文章に垣間見える日々の事柄に、とても共感を覚えます。家もご飯とお風呂が大切です。しかも、躾けたのは自分です。(爆笑)
    ロマン派の音楽が好きなので、やはり観に行けばよかったです。(泣)評判が良くて千秋楽は盛り上がりそうですね。
    曲を調べてくださっているとのこと、ありがとうございます。大事な場面でまあさまが独唱されたなら、たぶん。きれいな光景が浮かびます。(観てないけど)
    シューマンは祭の日、踊るように河に飛び込んで救助された後、自らの意志で入院、病院での治療の甲斐なく数年後に没したようです。クララはピアニストとしての才能に恵まれますが、親の反対を押してシューマンと結婚。子どもたちに恵まれる中、ピアニストの腕が眠ります。シューマンがその腕を嫉妬するのです。(辛っ)互いを尊敬しあうシューマンとクララの苦悩と愛が辛いです。
    ブラームスもベートーベンも生涯独身。当時はパトロンとかあったでしょうに、純粋な男性だったのかなと思います。(小さいころは「フラれてんだ・・・」と思ってましたが、今考えると純粋だとわかります。)リストやショパンなんて一般人からはとんでもないです!
    みんな、必死に生きているので比べることはできませんが、何かを得るときに失うものがあるのが人生なのでしょうね。
    最近の宝塚を観て、考え事をすることなどないのですが(!)、こちらの作品は違うようです。


    長文になってすみません。
    私は、東京公演しか観られないのでいろいろなお話を楽しみにしています。


    勝手な感想なのですが、文章から、男子2人のお母様のおおらかさと包容力を感じています。うちは、男女一人ずつなんです。私の周りで宝塚をご覧になる方は、女子母ばかりなので、お話に勝手に親しみを感じています!

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